「眠るヴィーナス」 ジョルジョーネ 作者:ジョルジョーネ 年代:1508/10年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 夭折(ようせつ)したジョルジョーネが未完のまま残したものを、その熱烈な信奉者であったティツィアーノが完成させた作品。 すなわち、繊細な官能性をたたえたヴィーナスの部分がジョルジョーネの筆に、それとみごとに調和した風景の部分がティツィアーノの筆になるのである。 16世紀ヴェネツィア絵画の方向を決定づけたふたりの巨匠の共作の結果生まれたこの作品は、西洋絵画史上最も優美なヴィーナス像といって間違いないであろう。 スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧