「岩窟の聖母」 レオナルド・ダ・ヴィンチ(ルーブル美術館) 作者:レオナルド・ダ・ヴィンチ 年代:1503-1506年頃 製法:油彩、板からカンヴァスに移しかえ 収蔵美術館:ルーブル美術館 1483年にミラノの無原罪懐妊兄弟会の注文で描かれた。ひざまずく若い聖母が右手を幼い洗礼者ヨハネに回しながら、前に座る幼子キリストの上に手を掲げている。 右にはひとりの天使が幼子キリストの背中を支えながら、見る者の方を斜めに見返している。背景の奇怪な岩窟の風景が、この場面にそれ以前のルネサンス絵画に無い深遠な精神性を与えている。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧