「民衆を導く自由の女神」 ウジェーヌ・ドラクロワ 作者:ウジェーヌ・ドラクロワ 年代:1830年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 フランス・ロマン主義の旗手ドラクロワは、現実からかけ離れ、想像力を逞しくして、情念の燃えさかるロマンティックな情景を次々と描き出していった。 そうした中で、この作品はほとんど唯一、現実の出来事から取材されたものと言える。しかし、ここでもドラクロワの情熱は冷めることなく、民衆を扇動する自由の女神の寓意像(ぐういぞう)が生々しくドラマティックにとらえられており、画面に自由を求める憧憬の念が永遠に刻印された忘れ難い名作となっている。(橋) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧