世界の美術館

「パリスの審判」 ピーテル・パウル・ルーベンス

パリスの審判
年代:1635年頃
製法:油彩、板

豊満な女性の肢体と明るい大気はルーベンスの理想であり、ギリシャ神話はうってつけの主題であった。イタリア滞在の成果を生かし、多くの女神像を描いている。

この『パリスの審判』にも古代研究の跡が見られるが、この主題を同時期に描いたものが、やはりナショナル・ギャラリーにあるほか、晩年にも描いている(1639年頃、マドリード、プラド美術館)。

場面は、羊飼パリスがユノ、ミネルヴァ、ヴィーナスの3人から最も美しい女神を選ぼうとしているところである。