ナショナル・ギャラリー, ベラスケス(ディエゴ・ベラスケス)

「鏡をみるヴィーナス」 ディエゴ・ベラスケス

鏡をみるヴィーナス
年代:1648/50年頃
製法:油彩、カンヴァス

スペインが生んだ最高の画家ベラスケスの生涯は、絶えず成功に彩られていた。カラヴァッジオの明暗法とリアリズムを身に着け、華々しい画歴が始まった。

24歳で国王フェリペ四世の宮廷画家となり、生涯を宮廷内で送った。ルーベンスとの親交やイタリア旅行でさらに大画家へ前進した。

この作品は、ゴヤの『裸のマハ』(1797‐1800年頃、マドリード、プラド美術館)以前のスペインで唯一の裸体画で、ヴェネツィア派の影響の色濃い傑作で、近代的な裸婦像の先駆けとなっている。

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