世界の美術館

「眠るアモル」 カラヴァッジオ (ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ)

眠るアモル
年代:1608年
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:ピッティ美術館

作品の裏に「カラヴァッジオのマルタにおける作」と記された銘記がある。にもかかわらず、この作品をカラヴァッジオの真作と認めない学者もいるが、一般的には銘記を信じて彼の晩期の作とされる。

漆黒の闇の中から光を浴びた裸体のアモルが浮かび上がる。

カラヴァッジオの生み出した絵画における光の劇的な効果は、イタリアの画家だけでなく、ルーベンスをはじめとする17世紀のヨーロッパ中の画家に多大な影響を与えた。

解説:松浦 弘明(多摩美術大学 講師)