「眠るアモル」 カラヴァッジオ (ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ) 作者:ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ 年代:1608年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ピッティ美術館 作品の裏に「カラヴァッジオのマルタにおける作」と記された銘記がある。にもかかわらず、この作品をカラヴァッジオの真作と認めない学者もいるが、一般的には銘記を信じて彼の晩期の作とされる。 漆黒の闇の中から光を浴びた裸体のアモルが浮かび上がる。 カラヴァッジオの生み出した絵画における光の劇的な効果は、イタリアの画家だけでなく、ルーベンスをはじめとする17世紀のヨーロッパ中の画家に多大な影響を与えた。 解説:松浦 弘明(多摩美術大学 講師) あわせて見たい絵画・コラム「選帝侯フリードリヒ賢公の鹿狩り」 ルーカス・クラーナハ(父)【コラム】美術の皮膚(47)「盗難絵画⑤~不死鳥の代わりに灰の中から現れたフェルメール~」「ワインを飲む女と二人の兵士」 ピーテル・デ・ホーホ「エマオの晩餐」 カラヴァッジオ (ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ) スポンサードリンク