「女占い師」 ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ 作者:ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ 年代:1594-1595年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 北イタリア出身で、ローマで活躍した画家。 マニエリスムの知的な洗練ののち、粗野と言ってよいほど強烈な感情表現と写実主義をさげて登場し、バロックのさまざまな表現への道を開いた。 ここではジプシーの女占い師が、美しく着飾った若者の手相を見ながら、こっそり若者の指輪を抜き取ろうとしている。明るい画面の中にくっきりと浮かび上がるふたりの人物の真に迫る実在感が素晴らしい。(太田) あわせて見たい絵画・コラム「スター、舞台の踊り子」 エドガー・ドガ【コラム】美術の皮膚(27)「近現代のご長寿画家たち③~20世紀最大の芸術家ピカソまで~」【コラム】行動派の旅の絵師、北斎 -常に高みを目指し続け、精進を続けた- / 藤 ひさし「怠け者の天国」 ブリューゲル(父) (ピーテル・ブリューゲル(父)) スポンサードリンク