「女占い師」 ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ 作者:ミケランジェロ・メリジ・ダ・カラヴァッジオ 年代:1594-1595年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 北イタリア出身で、ローマで活躍した画家。 マニエリスムの知的な洗練ののち、粗野と言ってよいほど強烈な感情表現と写実主義をさげて登場し、バロックのさまざまな表現への道を開いた。 ここではジプシーの女占い師が、美しく着飾った若者の手相を見ながら、こっそり若者の指輪を抜き取ろうとしている。明るい画面の中にくっきりと浮かび上がるふたりの人物の真に迫る実在感が素晴らしい。(太田) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(17)「やっぱり画家は長寿?」「首吊りの家」 ポール・セザンヌ【コラム】美術の皮膚(19) 「職業によって違った寿命」ボストン美術館の至宝展 ― 東西の名品、珠玉のコレクション(神戸) スポンサードリンク