15世紀後半の優美で装飾的なフィレンツェ・ルネサンスを代表する画家。
彼の最初の師であったフィリッポ・リッピは、現実の母と子の情愛を加味した新しい聖母子像の形式を発明したが、この作品の愛らしさはフィリッポ・リッピのそれに非常に近く、初期の作と推定される。
バラの垣根を背にして玉座に座る聖母子と少年の洗礼者ヨハネを表す。バラの垣根は聖母の処女性の象徴。また、白バラは聖母の純潔を、紅バラは殉教者の血を意味する。(太田)
15世紀後半の優美で装飾的なフィレンツェ・ルネサンスを代表する画家。
彼の最初の師であったフィリッポ・リッピは、現実の母と子の情愛を加味した新しい聖母子像の形式を発明したが、この作品の愛らしさはフィリッポ・リッピのそれに非常に近く、初期の作と推定される。
バラの垣根を背にして玉座に座る聖母子と少年の洗礼者ヨハネを表す。バラの垣根は聖母の処女性の象徴。また、白バラは聖母の純潔を、紅バラは殉教者の血を意味する。(太田)