「キリストの復活」 エル・グレコ 作者:エル・グレコ 年代:1600-1605年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 キリストが勝利を表す純白の旗を持ち、地上への福音を伝えるポーズで死から蘇る。この主の復活に臨んで各人各様に驚く8人のローマ兵たち。 エル・グレコ特有の長楕円形構図の中を悠然と浮遊するキリストの軽やかな上昇感とは対照的に、ねじれ、デフォルメされた兵士たちの肉体は地上の罪ある世界につながれている。 プラド美術館所蔵の『キリストの洗礼』と同様、ドー二ャ・マリア・デ・アラゴン学堂のための作品と推定される。(大高) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧