「我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処に行くのか」 ポール・ゴーガン 作者:ポール・ゴーガン 年代:1897-1898年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ボストン美術館 ゴーガンに不幸な知らせが届いた。愛娘アリーヌの死の知らせだった。 困窮と闘いながら体の不調をなんとかこらえていた画家だったが、ついにその糸は切れ、ヒ素を飲んで自殺を図る。しかし未遂。 この作品は画家にとって遺書のような作品と考えられている。横4メートル近い大作。 右から左へ人間の一生を描いたとみることもできる。 あわせて見たい絵画・コラム「説教の幻影」 ポール・ゴーガン「ガルダンヌの村」 ポール・セザンヌ「眠たがる子どもを洗う母」 カサット(メアリー・カサット)「船遊びの人々の昼食」 ルノワール (オーギュスト・ルノワール) スポンサードリンク