「白い馬」 ポール・ゴーガン 作者:ポール・ゴーガン 年代:1898年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 第2次タヒチ滞在中の傑作のひとつ。深い青と緑の織りなす神秘的な風景の中心にいて沼の水を飲む馬のポーズは、パルテノンのフリーズ彫刻からの借用である。画家は古代ギリシャやローマの彫刻、ボッティチェ@ルリ、ボロブドゥール彫刻、北斎、その他古今東西の芸術の写真をタヒチに携えてきていた。 彼の創造のプロセスにおいて、自在な借用はイメージの構築に重要な役割を果たしており、視覚体験に豊かな芸術性、普遍性を付与している。(廣田) あわせて見たい絵画・コラム「アレアレア(喜び)」 ポール・ゴーガン「タヒチの女たち(浜辺にて)」 ポール・ゴーガン「未開の物語」 ポール・ゴーガン「説教の幻影」 ポール・ゴーガン スポンサードリンク