「白い馬」 ポール・ゴーガン 作者:ポール・ゴーガン 年代:1898年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 第2次タヒチ滞在中の傑作のひとつ。深い青と緑の織りなす神秘的な風景の中心にいて沼の水を飲む馬のポーズは、パルテノンのフリーズ彫刻からの借用である。画家は古代ギリシャやローマの彫刻、ボッティチェ@ルリ、ボロブドゥール彫刻、北斎、その他古今東西の芸術の写真をタヒチに携えてきていた。 彼の創造のプロセスにおいて、自在な借用はイメージの構築に重要な役割を果たしており、視覚体験に豊かな芸術性、普遍性を付与している。(廣田) あわせて見たい絵画・コラム「イサベル王女とカタリーナ王女」 コエーリョ(アロンソ・サンチェス・コエーリョ)【コラム】美術の皮膚(173)マネの黒とマネの闇~父がファザコンだと子もファザコン?~「タヒチの女たち(浜辺にて)」 ポール・ゴーガン【コラム】美術の皮膚(30)「近現代のご長寿画家たち⑥~画家が長生きた理由を考える~」 スポンサードリンク