「聖三位一体」 エル・グレコ 作者:エル・グレコ 年代:1577-1579年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 エル・グレコがローマからスペインに来たのは人生の半ば、35歳の頃である。 しかも本作やトレド大聖堂の『聖衣剥奪』等の大作でデビューした事実は驚きだが、彼に勝る画家がいなかったということだろう。主題は聖霊のハト、父なる神、受難後のキリストの三者が同一神格であることを表す。 色彩はティツィアーノ、キリストのポーズはミケランジェロの『ピエタ』と、イタリア時代の研鑽の跡をはっきりと留めている。(大高) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧