「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」 グスタフ・クリムト 作者:グスタフ・クリムト 年代:1907年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オーストリア絵画館 『フリッツァ・リードラーの肖像』と並んで、クリムトの「黄金様式」の頂点を成す肖像画。 前者に見られた装飾性が、ここではいっそう徹底したものとなり、ほとんど工芸的とも言えるような画面のテクスチャーが作り出されている。 モデルは、ウィーンの大企業家フェルディナント・ブロッホの夫人アデーレである。クリムトはすでに1900年から彼女のデッサンを始めており、さらに1912年には第2の油彩肖像画を描いている。 スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧