オーストリア絵画館, クリムト(グスタフ・クリムト)

「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像」 グスタフ・クリムト

アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像
年代:1907年
製法:油彩、カンヴァス
収蔵美術館:オーストリア絵画館

『フリッツァ・リードラーの肖像』と並んで、クリムトの「黄金様式」の頂点を成す肖像画。

前者に見られた装飾性が、ここではいっそう徹底したものとなり、ほとんど工芸的とも言えるような画面のテクスチャーが作り出されている。

モデルは、ウィーンの大企業家フェルディナント・ブロッホの夫人アデーレである。クリムトはすでに1900年から彼女のデッサンを始めており、さらに1912年には第2の油彩肖像画を描いている。

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