「ヴェネツィアのパラッツォ・ドゥカーレ」 カナレット 作者:カナレット 年代:1755年以前 製法:テンペラ、板 収蔵美術館:ウフィーツィ美術館 パラッツオ・ドゥカーレとその背後のサン・マルコ大聖堂が実に細密に描かれている。運河には小舟が往来し、当時の人々の日常生活がひしひしと伝わってくる。 ヴェネツィアの光景を忠実に再現したこうした景観画は、ヨーロッパ大陸周遊旅行をしていたイギリスの貴族にたいそう人気があった。 中でも評判が高かったのが、抜群のデッサン力に加えて光と影を巧みに操ったカナレットである。 解説:松浦 弘明(多摩美術大学 講師) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧