「天国」 ティントレット 作者:ティントレット 年代:1518-1594年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:アカデミア美術館 パラッツォ・ドゥカーレのサーラ・デル・マッジョール・コンシーリオに描かれたティントレット晩年の作品で、長く世界最大の油彩画としての立場を保持した大作である。 実際の制作は多くの弟子によって進められ、ティントレット自身が関与したのはこの作品の全体構想と素描に限られると一般に考えられている。 何人もの聖人や天使が幾重にも重なって中央のキリストとマリアを取り囲む巨大な画面は、何とも言えない迫力がある。 解説:松浦 弘明(多摩美術大学 講師) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(118)「ハプスブルグ~ゲルマン民族の雄~」「北斎とダ・ヴィンチ」:ジャポニスムアカデミー講座「日本のアニメ文化の原点 ジャポニズムと北斎漫画」より「聖母の被昇天」 ティツィアーノ・ヴェチェルリオ「サルダナパールの死」 ドラクロワ (ウジェーヌ・ドラクロワ) スポンサードリンク