「聖母の被昇天」 ティツィアーノ・ヴェチェルリオ 作者:ティツィアーノ・ヴェチェルリオ 年代:1516-1518年 製法:油彩、板 収蔵美術館:アカデミア美術館 1516年にジョヴァンニ・ベルリー二が没し、ティツィアーノは若くしてヴェネツィア共和国の画家に任命される。 その頃にフラーリ聖堂の祭壇画として制作されたのがこの作品である。聖母マリアは死の3日後に墓から蘇らされて、天使によって天へと運ばれる。 ここでは、黄金に輝く光のもとへマリアが導かれていく様とそれに驚く使徒たちの姿がドラマティックに描き出されている。 解説:松浦 弘明(多摩美術大学 講師) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(36)「世界有数の画家集団~秘めて続いた狩野派と開いて残ったHOKUSAI~」「化粧」 トゥルーズ=ロートレック「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」 ルノワール (オーギュスト・ルノワール)【コラム】美術の皮膚(109)「ロートレック~新しくて古い花の都~」 スポンサードリンク