「聖カテリナの神秘の結婚」 パオロ・ヴェロネーゼ 作者:パオロ・ヴェロネーゼ 年代:1575年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:アカデミア美術館 伝説によれば、カテリナが聖母子の描かれた画像に祈りを繰り返して信仰を強めていくうちに、画象の中の幼児キリストが彼女に指輪を与えたという。 荘厳な玉座に腰かける聖母子を奏楽する天使たちが取り囲み、そこへ豪奢(ごうしゃ)な衣装を身にまとったカテリナが歩み寄る。主要人物は対角線上に置かれ、安定した構図となっている。 あわせて見たい絵画・コラム「カルロス四世の家族」 フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス美術展ダイジェスト通信①「ボストン美術館 パリジェンヌ展~時代を映す女性たち」世紀末パリを彩った儚き花(後編):アルフォンス・ミュシャ/「ジスモンダ」「聖母子と天使と聖人たち」 フィリッポ・リッピ スポンサードリンク