ウィーン美術史美術館, ヤン・ブリューゲル(父)

「東方三博士の礼拝」 ヤン・ブリューゲル(父)

東方三博士の礼拝
年代:1598年
製法:油彩、銅板

ヤン・ブリューゲル(父)は、ピーテル・ブリューゲル(父)の次男で、ピーテル・ブリューゲル(子)の弟。アントウェルペンを中心に活躍し、ネーデルラント総督の宮廷画家を務めた。

父の様式を受け継ぎつつ、小画面の風景の中に多くの人物を描き込むミニアチュール風の画風を確立した。

ヒエロニムス・ボスや父の描いたモティーフをあちこちに借用したこの『東方三博士の礼拝』も、その典型的作例である。

解説:有川 治男(学習院大学 教授)
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