
レノルズは、18世紀のイギリス絵画を代表する画家である。ロイヤル・アカデミーの創設会員のひとりで、長らく会長を務めるなど、イギリス画壇の重鎮として活動した。
専ら肖像画の分野に腕を揮い、ヴァン・ダイクやヴェネツィア派などの肖像画様式を折衷したその作風は、以後のイギリス肖像画の方向を決定づけた。
本作品も、ゲーンズバラの作品と同じく、ウィーン美術史美術館の数少ないイギリス絵画のひとつである。
解説:有川 治男(学習院大学 教授)
レノルズは、18世紀のイギリス絵画を代表する画家である。ロイヤル・アカデミーの創設会員のひとりで、長らく会長を務めるなど、イギリス画壇の重鎮として活動した。
専ら肖像画の分野に腕を揮い、ヴァン・ダイクやヴェネツィア派などの肖像画様式を折衷したその作風は、以後のイギリス肖像画の方向を決定づけた。
本作品も、ゲーンズバラの作品と同じく、ウィーン美術史美術館の数少ないイギリス絵画のひとつである。