ローレンスは、レノルズ亡きあと、肖像画の第一人者としてイギリス画に君臨した画家で、イギリス内外の多くの王侯貴族、将軍、政治家たちが彼の筆によって、その姿をとどめている。
とりわけ、この『ダイアナ・スタートの肖像』のように、表情やポーズによって甘美な感傷性を強調した若い女性や子供の肖像は、当時極めて評判が高かったものである。
解説:有川 治男(学習院大学 教授)
ローレンスは、レノルズ亡きあと、肖像画の第一人者としてイギリス画に君臨した画家で、イギリス内外の多くの王侯貴族、将軍、政治家たちが彼の筆によって、その姿をとどめている。
とりわけ、この『ダイアナ・スタートの肖像』のように、表情やポーズによって甘美な感傷性を強調した若い女性や子供の肖像は、当時極めて評判が高かったものである。