ヘールトへン・トット・シント・ヤンスの代表作とされるのは、磔刑図(たっけいず)を中央画とするハールレムの聖ヨハネ騎士団礼拝堂のための主祭壇画である。
この祭壇画は16世紀に破壊され、現在では、その右翼外面『聖ヨハネの遺骨』と内面『キリスト哀悼』だけが、ウィーン美術史美術館に所蔵されている。
いずれも、翼画ながら堂々たる構図を持った画面となっている。
解説:有川 治男(学習院大学 教授)
ヘールトへン・トット・シント・ヤンスの代表作とされるのは、磔刑図(たっけいず)を中央画とするハールレムの聖ヨハネ騎士団礼拝堂のための主祭壇画である。
この祭壇画は16世紀に破壊され、現在では、その右翼外面『聖ヨハネの遺骨』と内面『キリスト哀悼』だけが、ウィーン美術史美術館に所蔵されている。
いずれも、翼画ながら堂々たる構図を持った画面となっている。