「ヴィーナスとオルガン奏者と小犬」 ティツィアーノ・ヴェチェルリオ 作者:ティツィアーノ・ヴェチェルリオ 年代:1548-1550年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 ティツィアーノは、ポエジーア(詩想画)と呼ばれる官能的な神話画を王侯貴族のために多数描いている。 本作品と類似の作品も数点残されており、同じプラド美術館には犬のかわりにキューピッドのいる作品が所蔵されている。 背景の広大な庭園、豪華なビロードのカーテン、豊満な裸婦、オルガンの響き、これらが一体となって官能的な愛の世界が醸し出されている。 解説:篠塚 二三男(跡見学園女子大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム「バルパンソンの浴女」 ドミニック・アングル国立新美術館開館10周年 「草間彌生 わが永遠の魂」「牡鹿の闘い」 ギュスターヴ・クールベ「甘い夢」 ポール・ゴーガン スポンサードリンク