「ダナエと黄金の雨」 ティツィアーノ・ヴェチェルリオ 作者:ティツィアーノ・ヴェチェルリオ 年代:1553-1554年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 アルゴス王の娘ダナエは塔に幽閉されるが、ゼウスは黄金の雨に変身して彼女と交わる。 やがて生まれるのが、英雄ペルセウスである。同じテーマの類似の作品がナポリなどに数点残されているが、本作品はスペインのフェリペ二世のために制作されたポエジーア(詩想画)のひとつ。 深紅の帳のある寝台に横たわるダナエの裸身は官能的な魅力に溢れる。 解説:篠塚 二三男(跡見学園女子大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム「羊飼の礼拝」 エル・グレコ【コラム】美術の皮膚(65)「今こそジャポニスムを考えてみる~日本に憧れたゴッホの旅~」「嵐(テンペスタ)」 ジョルジョーネ「医師ポール・ガッシェ」 フィンセント・ファン・ゴッホ スポンサードリンク