「嵐(テンペスタ)」 ジョルジョーネ 作者:ジョルジョーネ 年代:1505-1507年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:アカデミア美術館 この作品は主題が明確ではなく、様々な議論が繰り返し行われてきた。『嵐』というタイトルは両面中央に走る雷光から付けられたものである。 一方、様式的な面における革新性は、だれもが認めるところである。落ち着いた色彩によって描かれた田園風景は、それ以前の絵画作品のように付属的な背景として扱われるのではなく、それ自体が作品の主要素となっている。いわばそれは風景画の先駆を成していると言える。 スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧