「雪の中の巨石墳墓」 フリードリヒ(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ) 題名:雪の中の巨石墳墓 作者:カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ 年代:1807年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 素描家として出発したフリードリヒは、30歳過ぎから本格的に油彩絵具による制作を始めたが、この作品は最初の油彩画のひとつとされるもの。 フリードリヒは、しばしば巨石墳墓を描いている。有史以前のゲルマンの記念碑である巨石墳墓(ドルメン)は、当時、ナポレオンの支配下、対仏解放戦争前夜の愛国精神の高揚の中で、ゲルマンの英雄的伝統の象徴と見なされていた。 解説:有川 治男(学習院大学 教授) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧