「システィーナのマドンナ」 ラファエロ・サンティ 作者:ラファエロ・サンティ 年代:1512/13年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 ラファエロの作品の中でも最もよく知られた傑作のひとつである。 聖シスト(258年に殉教したローマ教皇)と聖バルバラを伴う聖母子が描かれたこの大作は、もともとピアチェンツアの聖シスト教会の主祭壇画として、当時の教皇ユリウス二世によって注文されたもので、聖シストの顔にはユリウス二世の容貌が用いられている。 1754年にドレスデン絵画館にもたらされて以来、同館の最も有名な作品となっている。 解説:有川 治男(学習院大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(140)ゴッホとゴーギャン~止まない悪態~ゴッホ展【コラム】美術の皮膚(185)マネの黒とマネの闇~クールベとマネ~「かささぎ」 クロード・モネ スポンサードリンク