「取り持ち女」 ヤン・フェルメール 作者:ヤン・フェルメール 年代:1656年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 豊かな温かい色彩に満ちたこの作品は、フェルメールの初期の代表作である。 描かれているのは、16世紀末から17世紀にかけて非常に好まれた娼家の情景で、娼婦の胸を左手でつかんだ客が、右手で彼女に金貨を渡している。 それを後ろから見守るのが、取り持ち女。画面左にいるもうひとりの男は、フェルメールの自画像ではないかとも考えられている。 あわせて見たい絵画・コラム「小椅子の聖母」ー ラファエロ・サンティ「ガルダンヌの村」 ポール・セザンヌ「ナインの若者の蘇生」 パオロ・ヴェロネーゼ【コラム】美術の皮膚(84)「印象派物語~覆水盆には返らず~」 スポンサードリンク