「取り持ち女」 ヤン・フェルメール 作者:ヤン・フェルメール 年代:1656年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 豊かな温かい色彩に満ちたこの作品は、フェルメールの初期の代表作である。 描かれているのは、16世紀末から17世紀にかけて非常に好まれた娼家の情景で、娼婦の胸を左手でつかんだ客が、右手で彼女に金貨を渡している。 それを後ろから見守るのが、取り持ち女。画面左にいるもうひとりの男は、フェルメールの自画像ではないかとも考えられている。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(115)「ハプスブルグ~荒唐無稽な相談~」【コラム】美術の皮膚(129)ゴッホとゴーギャン~奈落の底の入口~「戦艦テメレール号」 ターナー(ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー)「青い花瓶」 ポール・セザンヌ スポンサードリンク