カナレットの父はヴェネツィアで劇場の背景を描く職人画家だったので、透視図法を学び、若い時から遠近画法による都市景観図を描いていたが、ローマに行き写実的な風景画を学んだ。
ここでは、大きな空間の中に、刻々変わっていく海の町の空と水の微妙な光をとらえ、多数の人物も生き生きとした筆致で描かれている。これは全図の左下4分の1の部分。
解説:田辺 徹(美術評論家)
カナレットの父はヴェネツィアで劇場の背景を描く職人画家だったので、透視図法を学び、若い時から遠近画法による都市景観図を描いていたが、ローマに行き写実的な風景画を学んだ。
ここでは、大きな空間の中に、刻々変わっていく海の町の空と水の微妙な光をとらえ、多数の人物も生き生きとした筆致で描かれている。これは全図の左下4分の1の部分。