1512年以降、デューラーは、皇帝マクシミリアン一世(1459‐1519年)のための多くの仕事を手がけた。
この堂々たる、いささか生硬な肖像画は、1518年のアウグスブルク帝国議会の際に写生した素描をもとに制作されたもので、皇帝の没後完成したものと思われる。
画面上部に記された銘には、皇帝を請える言葉と皇帝の生没年が記されている。皇帝が手にするザクロの実は、内面の高貴さの象徴。
1512年以降、デューラーは、皇帝マクシミリアン一世(1459‐1519年)のための多くの仕事を手がけた。
この堂々たる、いささか生硬な肖像画は、1518年のアウグスブルク帝国議会の際に写生した素描をもとに制作されたもので、皇帝の没後完成したものと思われる。
画面上部に記された銘には、皇帝を請える言葉と皇帝の生没年が記されている。皇帝が手にするザクロの実は、内面の高貴さの象徴。