「死の勝利」 ブリューゲル(父) (ピーテル・ブリューゲル) 題名:死の勝利 作者:ピーテル・ブリューゲル(父) 年代:1560年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 荒涼たる風景の広がる中、死者の群れが押し寄せてくる。後景では死者による殺戮(さつりく)が繰り広げられ、中景では死者が軍隊のように馬上から人間を駆り立てている。 この世の栄華の空しさをさらに前景で細かく図解してくれるかのようである。 戦争の惨状か、あるいは疫病の恐怖を思わせる戦慄的(せんりつてき)な光景である。 解説:木下 亮(昭和女子大学 教授) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧