「ラケットとシャトルをもつ少女」 ジャン・シメオン・シャルダン 作者:ジャン・シメオン・シャルダン 年代:1740年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ウフィーツィ美術館 17世紀のフランス絵画において、シャルダンはヴァトーやブーシェと並んで重要な画家であった。 しかし彼らが優美で貴族的な作品を描いたのに対し、シャルダンは中流階級の質素ではあるが温かみのある日常生活を好んで取り上げた。 ここに描かれたラケットを持つ少女も、王妃や著名な貴族の娘ではなく、どこにでもいそうな普通の女の子である。 ここには子供へ向けられた画家の温かいまなざしがひしひしと感じ取れる。 スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧