「メルクリウスとアルグス」 ピーテル・パウル・ルーベンス 作者:ピーテル・パウル・ルーベンス 年代:1635/38年頃 製法:油彩、板 収蔵美術館:ドレスデン絵画館 この絵の主題は、オウィディウスの「転身物語」に記されたギリシャ神話中の一挿話。 ゼウスの命を受けたメルクリウスが、ヘラの嫉妬によって白い雌牛に変えられたイオを救う場面。 メルクリウスは、イオの見張りであるアルグスを笛の音で眠らせ、殺して、イオを解放するのである。ルーベンスは、この主題を1638年頃にもう一度扱っている。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(102)「世紀末芸術~ハプスブルグ家最期の煌めきウィーン分離派~」「花と踊ったフランドル美術:ヤン・ブリューゲル 『青い花瓶の花』(1608年頃/ウィーン美術史美術館所蔵)「シャルパンティエ夫人と子どもたち」 ルノワール (オーギュスト・ルノワール)【コラム】美術の皮膚(168)マネの黒とマネの闇~難物同士の友情~ スポンサードリンク