「若い女の肖像」 エドガー・ドガ 作者:エドガー・ドガ 年代:1867年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 小品ながら、肖像画家としてのドガの腕の冴えを見せるこの作品は、画家の自信作であったらしく、10年後の1877年、第3回印象派展に展示されている。 モデルは妹、姪、友人の娘など特定できてないが、ドガが1858年に制作した『ベレッリ家の人々』が1867年のサロンに出品されており、左側に立つドガの叔母ベレッリ夫人の顔の向きと黒い服などに類似点が見られるから、昔の肖像画に何らかの触発を受けて結晶した画面と思われる。(隠岐) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧