「アルテミシア」 レンブラント・ファン・レイン 作者:レンブラント・ファン・レイン 年代:1634年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 17世紀オランダ最大の画家レンブラントは、カラヴァッジオ的な明暗法と劇的な一瞬の表現から出発した。 初期の本作では、強烈な光がアルテミシア(ソフォニシバともされる)をバックの闇から浮かび上がらせる。 彼女は今まさに運命の杯を受けようとしており、顔や手の表情に微妙な予感の雰囲気が漂っている。 解説:安發 和彰(東北芸術工科大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】光の魔術師、その人生の光と影:レンブラント/「使徒パウロの姿の自画像」【コラム】美術の皮膚(49)「盗難絵画⑦~再びラスボロー・ハウスで~」【コラム】美術の皮膚(105)「世紀末芸術~運命の女性“ファム・ファタール”~」【コラム】美術の皮膚(1)「ちょっとコンテンポラリー・アートを考える」 スポンサードリンク