「カルロス二世」 ミランダ(フアン・カレーニョ・デ・ミランダ) 題名:カルロス二世 作者:フアン・カレーニョ・デ・ミランダ 年代:1670年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 凋落(ちょうらく)と混乱の著しかった17世紀後半のスペインを治めたカルロス二世は、ハプスブルク王家最後の国王であった。 生来病弱だった若き国王の憂いに満ちた姿が、品位を失うことなく描かれている。 ミランダは、ベラスケスの自由な筆致とルーベンスの豊かな色彩を踏襲し、17世紀宮廷肖像画の伝統の最後を飾るのである。 解説:木下 亮(昭和女子大学 教授) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧