「ハンガリー王妃マリア・デ・アウストリア」 ディエゴ・ベラスケス 作者:ディエゴ・ベラスケス 年代:1639年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 マリア内親王はフェリペ四世の妹で、フェルナンド三世と結婚して神聖ローマ皇帝妃となった。 ベラスケスはイタリア遊学の帰途ナポリに寄り、嫁ぐ旅路のマリア内親王を肖像に描いて本国に持ち帰った。それが本図である。 髪や首巻きを繊細なタッチで仕上げ、顔には、モデルの驕慢(きょうまん)な気質をみごとにとらえている。 これから20年後、彼女の娘マリアナがフェリペ四世と結婚、この叔父と姪の血族結婚からマルガリータが生まれるのである。(大高) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧