「無原罪のお宿り」 バルトロメー・ムリーリョ 作者:バルトロメー・ムリーリョ 年代:1656-1660年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 マリアが原罪を免れて地上に降り立ったという教義は、17世紀のスペイン、とりわけアンダルシア地方で流行した。 太陽の黄金の光に包まれ、下弦の月を踏み締め、天から降りてきたマリア。 あどけなさの漂うその顔は清純そのものであり、風をはらむ衣の青は画面から感傷的な甘さを除いてくれる。ムリーリョが得意としたこの主題の作品の中でも、本作は最高傑作に数えられよう。(木下) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧