「サーカス」 ジョルジュ・スーラ 作者:ジョルジュ・スーラ 年代:1890-1891年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 31歳で世を去ったスーラの未完の大作。 サーカスは、カフェ・コンセールとともに、世紀末のパリ市民の娯楽を担っており、ここに示されているように、最前列から天井桟敷まで様々な階層の観客がともに曲芸を見て楽しむ場であった。 ジュール・シェレのポスター、人間の感情と、線や色彩の表現価値との関係を研究したシャルル・アンリの美学書に影響を受けて、スーラはこの人工楽園的世界を図案化された様式で描き出している。 解説:廣田 治子(多摩美術大学/青山女子短期大学 講師) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧