「アルジャントゥイユのヨット・レース」 クロード・モネ 作者:クロード・モネ 年代:1872年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 アルジャントゥイユはパリからセーヌ河を下って10キロほどの町。休日にはカヌーやボート、ヨットなどが水面に鮮やかな影を映し出す。その色合いは小さな波に輝き、光と色の一瞬の戯れが次々と浮かんでは消える。 水辺で素早く大胆に、その戯れを赤と緑、青と黄を対比させた色のコントラストで描いたこの作品は、印象派の最も先鋭的な作風を示す。赤い屋根の影や雲影も水面に鮮やかな対比を映し出し、小品ながら強烈な印象を与える。(高草) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧