「アイロンをかける女たち」 エドガー・ドガ 作者:エドガー・ドガ 年代:1884-1886年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 ドガは有関階級の出であったが、踊り子などの芸人も含めて働く女たちの生態に興味を示した最初の画家といえる。各家を回り、麻、綿などの洗濯物を集めて、洗い、アイロン仕上げをして配達することを生業とする洗濯女たち。 霧吹き用の水が入っているのか瓶を片手に待機する女のあくび、スカーフの黄、ブラウスのピンク、瓶の緑などの配色、巧みな演出と構図により、ドガは地味な労働のひとこまを永遠の芸術に変貌させている。(隠岐) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧