「スター、舞台の踊り子」 エドガー・ドガ 作者:エドガー・ドガ 年代:1876-1877年 製法:パステル、モノタイプした紙 収蔵美術館:オルセー美術館 パリのブルジョワ家庭出身のドガは、社交の中心であるオペラ座の常連であり、練習やリハーサルに立ち会える特権的立場を利用して、特にバレリーナの情景を好んで描いた。 セットの影から今踊り出てスポットを浴びたかのように見えるこの踊り子も、陰で見守る紳士や出番待ちの仲間の姿など、日頃の観察を生かして巧妙に配置されたものである。元の素描と着彩画面との比較のためか、1枚だけ転写したモノタイプにパステルをのせている。(隠岐) あわせて見たい絵画・コラム「トルコ風呂」 ドミニック・アングル【コラム】美術の皮膚(63)「今こそジャポニスムを考えてみる~ジャポネズリーからジャポニスムへ~」【コラム】光の魔術師、その人生の光と影:レンブラント/「使徒パウロの姿の自画像」「ブージヴァルのウジェーヌ・マネと娘」 ベルト・モリゾ スポンサードリンク