「睡蓮の池、バラ色のハーモニー」 クロード・モネ 作者:クロード・モネ 年代:1900年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:オルセー美術館 モネは妻を失ったのち、ポワシーに住むが、1883年ヴェトゥイユからほど遠くないジヴェルニーに家を借り、やがてそれを買い取って邸内に“睡蓮の池”を築いた。 その池に日本風の太鼓橋を架け、日本の浮世絵に共通する空間のとらえ方で、水に浮かぶ睡蓮の、光による彩りを描き続け、ここで生涯を閉じた。睡蓮の絵では初期のこの作品から、視力を失いながらも描き続けた晩年の大作を思わせる“光と色”の崇高なハーモニーが読み取れる。(高草) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(166)ベネツィア派~“最大”の反抗~「聖アンドレアと聖フランシスコ」 エル・グレコ【コラム】美術の皮膚(150)カラバッジョ~カラバッジョ狂騒曲~【コラム】秘められた母親への憧憬(前編):レオナルド・ダ・ヴィンチ/「モナ・リザ」 スポンサードリンク