「レースを編む女」 フェルメール(ヤン・フェルメール) 題名:レースを編む女 作者:フェルメール(ヤン・フェルメール) 年代:1664年頃 油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーヴル美術館 17世紀後半のオランダを代表する画家フェルメールの代表作のひとつ。 24.5cmx21cmと小品ながら、日常的な時空を超えて、見る者をこの小画面に引き付けるに十分な緊張感がみなぎり、レースを編む女が風俗画としてだけ描かれているのではなく、そこにはフェルメール特有の永遠性を帯びた小宇宙が展開している。 つまりオランダの歴史家ホイジンガの言う「静寂と平和に満たされた憂愁の夢想界」が見られるのである。(橋) あわせて見たい絵画・コラム「マドリード、1808年5月3日」 フランシスコ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス【コラム】アルプスの北から聴こえる人間賛歌への警鐘:ピーテル・ブリューゲル/「バベルの塔」「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」【コラム】美術の皮膚(141)ゴッホとゴーギャン~月と6ペンス~ スポンサードリンク