「タルソスに上陸するクレオパトラ」 クロード・ロラン 作者:クロード・ロラン 年代:1642年 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:ルーブル美術館 ロランはプーサンと同じく、若くしてフランスを離れ終生ローマで活動した画家。画面は、ローマのアントニウスによる会見の招きに応じて、小アジアのタルソスに到着したエジプトの女王クレオパトラが、アントニウスの部下に導かれて上陸する光景を描いている。 古典主義的な円蓋(えんがい)を持つ建築、華麗な帆船など、なじみのモティーフを組み合わせることによって創り出された古代の光景が広がり、光と大気の黄金色の色合いがノスタルジックな情緒を漂わせる。(太田) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧