17世紀スペインを代表するベラスケスは、この国王フェリペ四世と王妃マリアナの娘であるマルガリータを何度か絵にしている。
代表作はプラド美術館にある『女官たち(ラス・メニーナス)』に描かれた王女マルガリータであるが、その他にもウィーン美術史美術館に3点の王女像が所蔵されている。
このルーヴル美術館の王女は3歳頃の肖像と言われている。この作品にしてもベラスケス特有の粗い筆触による絹の衣装のマティエールを表す腕前はみごとと言うほかない。
解説:橋 秀文(神奈川県立近代美術館 主任学芸員)
17世紀スペインを代表するベラスケスは、この国王フェリペ四世と王妃マリアナの娘であるマルガリータを何度か絵にしている。
代表作はプラド美術館にある『女官たち(ラス・メニーナス)』に描かれた王女マルガリータであるが、その他にもウィーン美術史美術館に3点の王女像が所蔵されている。
このルーヴル美術館の王女は3歳頃の肖像と言われている。この作品にしてもベラスケス特有の粗い筆触による絹の衣装のマティエールを表す腕前はみごとと言うほかない。