「マグダラのマリア」 リベーラ(ホセ・デ・リベーラ) 作者:リベーラ(ホセ・デ・リベーラ) 年代:1640-1641年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 リアリズムと明暗法の画家リベーラの真髄が発揮された一作である。 簡潔で調和のとれた構図、人体の繊細かつ生き生きとした表現は、対象の内面に肉薄する迫真性を帯びている。 香油瓶を象徴とする悔悟者マグダレーナは、16−17世紀のスペインで特に好まれたテーマである。(本作は聖ターイスを表すともいわれる) 解説:安發 和彰(東北芸術工科大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム「ピエタ」 ー ティツィアーノ・ヴェチェルリオ「牧歌的情景」 フランソワ・ブーシェ【コラム】美術の皮膚(146)カラバッジョ~酒と喧嘩と絵具と~「仔羊のいる聖家族」 ラファエロ・サンティ スポンサードリンク