「マグダラのマリア」 リベーラ(ホセ・デ・リベーラ) 作者:リベーラ(ホセ・デ・リベーラ) 年代:1640-1641年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 リアリズムと明暗法の画家リベーラの真髄が発揮された一作である。 簡潔で調和のとれた構図、人体の繊細かつ生き生きとした表現は、対象の内面に肉薄する迫真性を帯びている。 香油瓶を象徴とする悔悟者マグダレーナは、16−17世紀のスペインで特に好まれたテーマである。(本作は聖ターイスを表すともいわれる) 解説:安發 和彰(東北芸術工科大学 教授) あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(78)「印象派物語~物語の始まり~」【コラム】美術の皮膚(107)「世紀末芸術~千々に乱れてまた重なる混沌~」【コラム】美術の皮膚 (12)「19世紀以前に最も後世に影響を与えた画家は?」【コラム・前編】「パステル色のプライド」 エドガー・ドガ / 「アイロンをかける女たち」 スポンサードリンク