「快楽の園」 ヒエロニムス・ボス 作者:ヒエロニムス・ボス 年代:1505-1510年頃 製法:油彩、板 収蔵美術館:プラド美術館 三連の祭壇画で、左から順に原罪が描かれている『地上の楽園』、無数の裸の男女と性的な暗示に満ちた『快楽の園』、巨大な楽器が目を引く『地獄』という構成になっている。 画面全体には明るい色彩のハーモニーと透明感が満ちており、疑いなくヒエロニムス・ボスの代表作である。主題はいまだに議論の分かれるところだが、動物、植物、魚、鳥、馬、果実などを自由自在に組み合わせた不思議な合成物は、ヒエロニムス・ボスの比類ない想像力を示している。(木下) あわせて見たい絵画・コラム「ノアの方舟に乗り込む動物たち」 ヤーコポ・バッサーノ「パルナッソス山」 プーサン(ニコラ・プーサン)「第十代ウエストモーランド伯爵ジョン・フェイン」 ローレンス(トーマス・ローレンス)「三美神」 バルドゥング・グリーン スポンサードリンク