「四人の哲学者」 ピーテル・パウル・ルーベンス 作者:ピーテル・パウル・ルーベンス 年代:1611-1612年頃 製法:油彩、板 収蔵美術館:ピッティ美術館 この作品は、1611年に他界したルーベンスの兄フィリップの追悼のために描かれたとされる。 肖像は右から人文主義者のウォヴェリウス、有名なストア哲学者でありフィリップの師であったリプシウス、そして兄フィリップがモデルとなっており、背後に立っているのはルーベンス自身である。 リプシウスを中心に3人は哲学的な議論を交わしているようである。その上方にはセネカの胸像が置かれている。 あわせて見たい絵画・コラム【コラム】美術の皮膚(80)「印象派物語~容易ではない棘の道~」「聖アンドレアと聖フランシスコ」 エル・グレコ「神殿から商人を追い出すキリスト」 エル・グレコ【コラム】300年の闇から燦然とよみがえった巨星 ジョルジュ・ド・ラトゥール/「大工の聖ヨゼフ」 スポンサードリンク