「マルガリータ王女」 ディエゴ・ベラスケス 作者:ディエゴ・ベラスケス 年代:1660年頃 製法:油彩、カンヴァス 収蔵美術館:プラド美術館 マルガリータは1650年、フェリペ四世と再婚した若いマリアナ王妃との間に生まれた。 幼い時から愛らしい同王女の姿は何度も描かれ、嫁ぐことが予定されたウィーンの王家に成長記録として贈られた。本作はベラスケスの最晩年に属するもので絶筆とされる。 近くでは“色彩の染み”だが、離れて見れば朱と銀灰色の豪奢(ごうしゃ)な骨張りスカートに、またみごとな材質感のハンカチや花に変わる。それはもう印象派の技法に近い。(大高) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧