「仔羊のいる聖家族」 ラファエロ・サンティ 作者:ラファエロ・サンティ 年代:1507年 製法:油彩、板 収蔵美術館:プラド美術館 ラファエロが、ペルジーノの型にはまったスタイルから抜け出し、レオナルド・ダ・ヴィンチやフラ・バルトロメーオの影響を受けながら彼独自の調和的な様式を作り始めたフィレンツェ時代の作品である。 聖母の襟の縁に署名と年記がある小さな画面の中で重なるように並んだ家族が親密な雰囲気を醸し出している。北方的な聖堂のある穏やかな背景には『エジプトへの逃避』の情景が描かれている。 解説:篠塚 二三男(跡見学園女子大学 教授) スポンサードリンク 編集者RECENT POSTED2023年2月6日憧憬の地 ブルターニュ ― モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷:国立西洋美術館イベント情報2023年2月6日ルーヴル美術館展 愛を描く:国立新美術館イベント情報2022年1月12日【コラム】美術の皮膚(192)マネの黒とマネの闇~モネの友情×打算~コラム2021年12月18日【コラム】美術の皮膚(191)マネの黒とマネの闇~ブーダンとクールベ~コラム2021年12月11日【コラム】美術の皮膚(190)マネの黒とマネの闇~本当の印象派の父~コラム2021年11月27日【コラム】美術の皮膚(189)マネの黒とマネの闇~もう一枚の集大成~コラム編集者の記事一覧